竹の質にもこだわったうちわ
うちわのこだわりというと、その作りとデザインということになると思います。
私が子供のころ、昭和中期ですが、その当時、まだうちわは実際に家の中でも使われていました。
当時のものは、竹製でデザインも凝ったものが多かったです。家には、何枚もこれがありましたよ。当時は、高級なものから、安価なものまで売られていたようです。
うちわにこだわる人は、そのデザインにこだわっていたようです。まるで水墨画のような絵が描いたものなどもあったように思いますよ。
今のように小さくなく、もっと大きなものもありました。大きければ、風も大きく起こるので、涼しいわけですよ。竹の質にもこだわっていた人がいたと思いますね。高級なものは、竹の質もよかったようです。
現在において、うちわにこだわる人は、ほとんどいないと思いますね。
エアコンが普及し、扇風機が超破格値で売られるようになった今、これの存在価値がなくなってきていますから、こだわっても見せる機会がないですからね。現在では、夏の盆踊りや、花火大会、芸能人のコンサートなどでの利用がメインになっていますから、デザインは、画一的ですからね。
現在においてうちわにこだわる人は、収集家ぐらいのものではないかと思います。
昭和初期、大正、明治、江戸時代には、お金持ちの人がこれにこだわっていたということは、想像がつきます。しかし、現在のように実用性が薄らいでしまうと、これにこだわっても、見せる機会がなく自慢できる機会がないですからね。
現在において、うちわへのこだわりは、その広告効果、あるいは、製造原価だと思います。広告やイベントでの使用が増えていますからね。